こんにちは、アトモフの風景情報の編集者、山口です。
2022年もあっという間に師走ですね。皆さんにとって、今年はどんな1年でしたか?
さて、2022年の締めくくりにあたり、今年リリースされた風景のうち、最も多くのLikeを集めた風景ベスト20を発表したいと思います!Like数の集計に関しては、以下の点にご留意ください。
- 2022年12月7日時点のデータを元に集計しています。
- 今年の中でも早い時期にリリースされた風景ほど有利になる点はご容赦ください。
お気に入りの風景はランクインしているでしょうか。もしかしたら、まだ知らない魅力的な風景に出会えるかもしれません。ぜひチェックして、お気に入りを増やしてくださいね。
20位 アラワイ・ボートハーバーと花火/Ala Wai Harbor and Fireworks

Ala Wai Harbor and Fireworks
まず20位は、ハワイ、オアフ島ワイキキ・ビーチの夜を彩る花火の風景です。毎週金曜日の夜に約5分間打ち上げられる花火は、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジによって30年以上続けられ、今や伝統行事となっています。窓を通して聞こえてくる人々の歓声が、花火鑑賞の雰囲気を盛り立ててくれますね。
ビーチ沿いに林立するリゾートホテルと花火のコラボレーションが素敵なこの風景は、人工の半島、マジック・アイランドで撮影されました。サンセットの名所として知られるマジック・アイランドですが、白砂のビーチで泳いだり、アラワイ・ボートハーバーや遠くダイヤモンド・ヘッドを眺めながら散歩したりと、思い思いにのんびり過ごせる場所なんです。
19位 秋の岩湧山/Mt. Iwawaki in Fall

Mt. Iwawaki in Fall
秋風に揺れる岩湧山(いわわきさん)のススキ野原が、19位にランクインしました。河内長野市に位置する標高897mの岩湧山。大都会・大阪のイメージからかけ離れた自然豊かな山には、その魅力を満喫できる登山ルートがいくつか整備されていて、日帰り登山先として人気を集めています。
山頂を彩るのはススキの草原。夕日に染まって一面が黄金色に輝くこの風景、紅葉とは一味違う秋の素晴らしさを感じさせてくれます。ここのススキは美しいだけでなく、茅葺き屋根の素材としても重宝されているそうですよ。
18位 ドロミーティのポマガニョン山/Mt. Pomagagnon of Dolomites

Mt. Pomagagnon of Dolomites 1
イタリア北東部の山岳地帯ドロミーティ。独特の険しい尖峰が造り出す景観美は圧倒的で、一帯は世界自然遺産に登録されています。18位の風景の主役であるポマガニョン山はドロミーティの一部で、リゾートタウン、コルティナ・ダンペッツォの北にそびえる標高2,450mの最高峰を中心とした山群です。
のどかな草原と森の背後に天を切り裂くようにそそり立つ鋭い岩峰が、美しい情景となって心に迫ってきます。この風景のようにコルティナ・ダンペッツォの周辺を歩きながら山を眺めるもよし、実際に山を歩いてみるもよし。険しい岩肌に直接触れたい強者には、ヴィア・フェラータと呼ばれる、ワイヤーロープや梯子などが設置された登山コースも用意されていますよ。
17位 トーリー・パインズのグライダーポート/Gliderport at Torrey Pines

Gliderport at Torrey Pines 1
17位は、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴで人気のリゾートタウン、ラホヤの郊外にあるグライダーポートの風景です。雲ひとつない空と真っ青な海をカラフルな花のように彩るグライダーを眺めているだけで、こちらまで開放的な気分に浸れる素敵な景色ですね。
トーリー・パインズの海岸には波の浸食によって切り立った崖が形成されていて、そこにぶつかる風が上昇気流を生み出すため、グライダー飛行に適した条件が揃っています。ここに映っている地面と海との境界線も、実は崖になっていて、その下にはヌーディストビーチが広がっています。ビーチにいる人々も空のグライダーを見上げれば、よりおおらかな心になれそうですよね。
16位 アラ・モアナ市立公園/Ala Moana Regional Park

Ala Moana Regional Park 1
アラ・モアナ市立公園は、オアフ島ホノルルにあるハワイ最大のショッピングモール、アラモアナセンターのすぐ南に広がる公園です。20位に続き、16位にもハワイの風景がランクインしました。しかも2つの場所は隣接しているので、もし実際ハワイに行くことがあれば、どちらも訪れてみたくなりますね。
この公園の特徴は、800m以上続くロングビーチ。東にあるワイキキ・ビーチと比べると混雑度も低めで、特にローカルに人気があります。泳ぐ以外にも、風景に映る美しいヤシの木立を眺めながら散歩したり、敷き詰められた芝生の上でハワイフードを楽しんだりと、地元の人に混じってゆっくり流れるハワイ時間を満喫できます。
15位 ザ・フラワー・フィールズ/The Flower Fields

The Flower Fields 1
カリフォルニア州カールスバッドの海を望む丘陵に広がるザ・フラワー・フィールズの風景が、15位にランクインです。絨毯のように敷き詰められたカラフルな花のグラデーションがとても綺麗ですよね。可憐な花々が海風に揺れる様子は、見ている私たちの気持ちを和らげてくれます。
この広大なお花畑の大部分を占めるのが、この地で1920年代に栽培が始まり、改良が重ねられてきたラナンキュラスです。色ごとに分けられているかと思えば、多様な色がミックスされているところもあって、見飽きない美しさですね。ちなみに、観光客を乗せて丘の上を走るのは、ザ・フラワー・フィールズきっての人気アトラクション、トラクターワゴンです。
14位 サン・ヴィート・ロ・カーポ/San Vito Lo Capo

San Vito Lo Capo 1
14位は、イタリアのシチリア島にあるリゾートタウン、サン・ヴィート・ロ・カーポの全景です。美しいカーブを描くビーチと白壁の家並み、そして奥にはモンテ・モナコの切り立った断崖が見えています。街の西の高台から、夏のリゾート先として定評のあるサン・ヴィート・ロ・カーポの美しさを見事に捉えた風景ですね。
サン・ヴィート・ロ・カーポは、シチリア島の北西部、小さな半島の先端に位置しています。シチリアの州都パレルモからアクセスしやすく、心地よいホテルや美味しい地中海料理を提供するレストランも多い理想的なリゾート地です。一番の楽しみは、なんといってもクリスタルブルーに輝く海。約3km続く白砂のビーチは、夏にはカラフルなパラソルで埋め尽くされます。
13位 シカゴの夜景/Night View of Chicago

Night View of Chicago 1
今年リリースされたさまざまな風景の中で、大都市と言えば、イリノイ州シカゴ。13位には、そのシカゴから、光の海に包まれた夜景がランクインしました。ミシガン湖畔に広がるシカゴは、摩天楼発祥の地。新旧様々で個性的な高層ビルが建ち並ぶループと呼ばれる中心地を、街の北側から広く見渡しています。
この風景の撮影場所は、賑やかなショッピングエリアに建つジョン・ハンコック・センターの展望台です。ジョン・ハンコック・センターは1967年に建設された地上344m、100階建ての超高層ビルで、完成当初はアメリカで2番目の高さを誇りました。今でも、風景の右奥に映る一際高いビル、ウィリス・タワーと並んで人気の観光スポットなんですよ。
12位 ハルシュタットの湖畔/Lakeside at Hallstatt 1

Lakeside at Hallstatt 1
12位には、オーストリア中部、ザルツカンマーグートと呼ばれる古くからの保養地に位置するハルシュタットの湖畔の風景が選ばれました。趣ある石造りのプロテスタント教会とハルシュタット湖、背後の山々の組み合わせは、オーストリアを代表する美しい風景としてよく知られています。
ザルツカンマーグートは「塩の御料地」を意味し、貴重な塩が採れることから14世紀以降ハプスブルク家の所領として貴族に愛されてきました。なかでも有名なハルシュタットは、先史時代から塩の採掘が行われてきた歴史深い街。美しい景色だけでなく、奥深い文化にも触れられる魅力的な土地なんですね。
11位 AKIBA METROPOLIS

11位には、ここまでとは一味違うサイバー空間がランクイン。近未来を創造する作品で知られるデジタルアーティスト・ケイゴイノウエによる、秋葉原の街にプロジェクションマッピングで映し出された『AKIBA METROPOLIS』の風景です。ビビットな色使いとモーショングラフィックスやエフェクトで表現される斬新な世界が窓の向こうに広がります。
電気街・秋葉原という空間に、独特のセンス溢れるサイバー世界が見事にマッチしていますよね。最先端のエフェクトを駆使したイラストの他にも、デザイナーや映像クリエイターとしてマルチな活躍を見せ、Eve、Ado、CY8ERとのコラボレーションでも話題となったケイゴイノウエさん。今後の作品にも注目が集まりそうですね。
20位から11位までの風景、いかがでしたか?ここ2年ほど、なかなか移動が難しいご時世が続いたこともあってか、日常ではなかなか見られない海外の美しい風景が数多くランクインしました。後編では、いよいよ10位から1位までの風景を発表いたします。お楽しみに!