Atmoph Windowから見える風景は、すべてオリジナルの景色です。Atmophのビデオグラファーたちが体を張って、世界中を飛び回り撮影されています。今回は、2019年10月の中国・桂林撮影記をお送りします。広い国土で、どのように撮影が行われたのでしょうか。ビデオグラファー大中啓さんのレポートです。
1日目(10月12日)台風19号直撃のため、普段は電車で移動するが今回は車にしました。交通網の不安と駐車場確保のため予定より早く成田空港に入ることに。9時15分発のフライトだったので、6時に成田空港着。駐車場は残り数台!成田に着いたものの飛ぶかどうか分からず、停電などもあり1時間の遅延でしたが、キャセパシピックは無事飛びました。海外の飛行機会社、流石です!
しかし、東京でディレイしたので、香港での乗り換えは間に合わず。航空会社の手配で香港から上海を経由して、桂林に行くことに。最終的にホテルに着いたのは深夜2時。起きてから22時間…そこから機材整理して就寝は早朝4時。
2日目(10月13日)2時間ほどの睡眠で起床。朝8時に車とガイドさんと待ち合わせして、撮影場所に移動。移動しながら撮影したい内容とポイントなどを打ち合わせ。行く前に車をチャーターしている会社に目的地を伝えていたが、道がなかったりで効率的にルート変更。初めに予定した杨堤まで1時間半!中国は広い!

移動途中、市場で昼食を取る。狗肉米粉ヌードル…人生初の犬を食しました(悲)頭によぎるワンちゃんを一生懸命消しながら、口に麺を運ぶ。味付けが塩しっかりと胡椒ガッツリ、香辛料が色々入っているから、獣臭さは無し。脂身少なく、鴨などに近いです。不味くない…犬と聞かなかったら美味しいと思う。味は濃く喉は乾きましたが。

その後、黄布倒影を撮影しホテルに戻り、日月双塔文化公園のライトアップ撮影。初日終了。

3日目(10月14日)朝ガイドと待ち合わせして、相公山に向かいの登頂しての撮影。入山料一人60元。15分くらいで登れる程度なので、体力に自信がない方でも大丈夫かと思う。景色は絶景!!

その後、九馬画山→阳朔大橋と撮影。阳朔は栄えていて、古い町並みを見ることができます。2日目の予定していた撮影もトラブルなく終了。

撮影は目的地に着いてから撮影できる場所を探しての撮影でしたが、それよりも移動にすごく時間がかかる。本当に広いです。バスなど発達してますが、中国語が分からないと現地での購入は難しいです。

欧米人は見ましたが日本人はほぼいません。何かわからないことのある中国人からも中国語で話しかけられてしまう次第です。周りの人も話せる人がいないので、なんとかするのは至難の技です。それと、空港ですら管轄外の事を聞かれると知らないってスマホいじりながらの塩対応でした。

ガイドさんにはだいぶ助けられた。途中アシスタントで連れて行った嫁が車のトランクで顔をぶつけて負傷。観光所の医務室に連れってくれたり。現地の人に中国語でガンガン話しかけられる。意味が分からず…苦情なのか物を売りたいのか、なんの撮影なのか、TVなのか?全てガイドさんが対応してくれる。今回ガイドなしでは成立しなかったと改めて思う。

Wi-Fiには繋がるが、元々の通信状況が混雑していて良くないので、FREE-Wi-Fiは全く機能せず…ホテルのWi-Fiは使えず…インターネットをするなら、Wi-Fiを借りていくか、freesimなど何かしらの用意は必要です。クレジットカードが使えない!地元の人しか行かないような市場でもWe chat payは使えます。ちなみに、We chat payは現在中国に銀行口座を持ってないと使えません。キャッシュレスが進んでいるような感じですが、クレジットカードは使える所がほぼ無いので、現金が必要です。

ホテルはクレジットカードでデポジット入れましたが、その他飲食店、お土産店などは使えませんでした。(一カ所使うことは出来たのですが、そのくらいです。)上にも書いてますが、本当に言葉は通じません!日本語はもちろん英語もまず通じません。何するにも中国語で自分は中国語をできないので理解できませんでした。そういう方はガイドがいた方が良いでしょう!
英語はホテルのフロントで使えるくらいで、ホテルの方でも話せない人がいました。ちなみに、5つ星のホテルでそのような状況ですので、トイレなどの衛生面など考えてもホテルランクは予算の許す限りあげた方がベターです。(予算の都合もありますが、今回はホテルからの撮影を予定してたので5つ星に泊まりました。結果的に本当に良かったです。)

食事は好き嫌いが分かれます!広西料理の発祥地のようですが(きちんと調べてませんが…)、そもそも広西料理はメジャーでは無いです。ビールで煮付けた魚などが郷土料理のようです。(試してません…)味付けは、しっかりと濃いめです。主食は米粉です。桂林は米粉が有名です。あと、腐った豆腐、金木犀のお酒が有名ですね。ガイド曰く、基本的に広西料理は美味しくないと言ってました。ガイドに勧められたお店に自分たちも頻繁に行きました。

全体的に旅慣れしてないと旅行するのは難しい印象でした。不便で現地の雰囲気を味わいたい玄人には面白い街かと思います。
文章:大中啓
この時に撮影された中国の風景は、こちらで見られます。
https://atmoph.com/ja/views/countries/CN